出演者他作品ほか
ジョニー:ザック・ギルフォード(Zach Gilford):1986年生まれ。『Friday Night Lights(ドラマ)』はテキサス州オデッサにあるパーミアン高校アメリカン・フットボール部の1988年シーズンの活躍を描いたH.G.ビッシンガー(バズ・ビッシンガー)のノンフィクション、これが2004年に映画化され、それを元に2006年にテレビドラマ化された。彼の役柄は元補欠でレギュラーがけがで再起不能になったために出ることになった選手。『Dare』のキャスティングはこれを意識したものに違いない。他の出演作『恋する履歴書』(ブログ掲載日時:2009年03月04日) |
ベン:アシュリー・スプリンガー(Ashley Springer):コメディ・ホラー『女性鬼』にも出演しているが、『扉をたたく人』にやる気のない学生役で出演入るしているが、同作のプロデューサーは本作と同じくメアリー・ジェーン・スカルスキー。
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コートニー:ルーニー・マーラ(Rooney Mara):1985年生まれ。『エルム街の悪夢』『ソーシャル・ネットワーク』 |
コルトン医師:ケイディ・ハフマン(Cady Huffman):1965年生まれ。舞台版『プロデューサーズ』でトニー賞受賞。
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グラント・マトソン:アラン・カミング(Alan Cumming):1965年生まれ。スコットランド出身。映画・舞台・テレビと幅広く活躍している。 |
ベンの母ルース:アナ・ガステヤー(Ana Gasteyer):1967年生まれ。『サタデー・ナイト・ライブ』で知られるが舞台でも活躍。本作への起用は『ミーン・ガールズ』ヒロインの母親役が切っ掛けと思われる。同映画ほかのSNL関係者は脚本兼ノーバリー先生役のティナ・フェイなど。両親の仕事の都合でずっとアフリカで暮らしていたケイディ・ハーロン(リンジー・ローハン)は16歳になって初めてアメリカの高校に通うことになる。初日の教室で席を取ろうとしてもグループ分けがきっちりとしていて入る隙がなく、知り合ったのはゲイ男ダミアンとゴス女ジャニス。彼らから校内の勢力図を教えられ、レジーナ(レイチェル・マクアダムズ)率いる最強にして最凶のグループ・プラスチックス(レジーナ、グレチェン、カレン)の存在を知る。そしてケイディはふとしたことからレジーナに気に入られてプラスチックスに入ることを許される。かつてレジーナに酷いことをされたジャニスはケイディにプラスチックスの中でレジーナの弱点を探すように頼む。レジーナもそんなに悪い子じゃないと思ったケイディはプラスチックスとともに行動し、次第に彼女たちに影響されてゆく。しかしお決まりの男の子問題でレジーナの真の姿を知り彼女を追い詰めると言うジャニスに同調する。レジーナの復讐が果たされたと思った瞬間にケイディは全女子学生を巻き込む問題の中に放り込まれる。
物語は女子学生の自分の思いをぶちまけ、「裏でこそこそ悪口言っていても気分が良くなっても仕方ないのよ」と一応大団円を迎えるが、考えてみると校内の勢力図は少し変わっただけで、大きく変わったわけでもない(もちろん各グループへの偏見は少し減っている)。ダミアンはクリスマス・パーティーで周りにバカにされながらもクリスティーナ・アギレラの「ビューティフル」を歌い上げる。彼は自分のことをよく理解しそれを恥じることもなく主張できるという意味においては、この映画の最強のキャラクターである。その意味では彼の存在は一種のファンタジーで、彼の言うことはいつも正しい。(ブログ掲載日時:2008年09月22日)
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セレーナ・モーア医師:サンドラ・バーンハード(Sandra Bernhard):1955年生まれ。『キング・オブ・コメディ』 はマーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演作品。コメディアンのジェリー・ラングフォード(ジェリー・ルイス)を追いかける男女のファンの過剰な行動を巡る悲喜劇だが、ストーカーやストーカー防止法といった言葉がお馴染みになった現在の方が分かりやすい。バーンハード演じるマーシャはジェリーをテープでがんじがらめにし、ディナーを用意し、歌いながら彼に迫る。怖いファンと言うと数年後の『ミザリー』もあるが、ありそうという意味ではこちらもなかなかものだ。(ブログ掲載日時:2008年09月14日) |