ゲフィン・レコードを語るにはまず、ドリームワークスSKGのGであり、自分の名前がついたレコード会社を創設したデヴィッド・ゲフィンについて触れなければいけない。マネージャーとしてローラ・ニーロ、ニール・ヤング、ジョニ・ミッチェルを手がけた彼はパートナーのエリオット・ロバーツと1970年にアサイラム・レコードを立ち上げ、ジャクソン・ブラウン、イーグルス、ジョニ・ミッチェル、リンダ・ロンシュタット、トム・ウェイツ等を紹介した。この辺については2006年に出た『アサイラム・レコードとその時代』に詳しい。 1985年には当時メンバーチェンジでくすぶっていたエアロスミスをオリジナル・メンバーで復活させ、ハード・ロック隆盛の時代に貢献する。この方面ではアメリカではなかなか当らなかったホワイトスネイクをヒットさせたという功績もあるが、なんと言ってもガンズ・アンド・ローゼズのデビューに尽きる。 1990年代にはソニック・ユース、ニルヴァーナ、ベックをメイジャー・デビューさせるが、時代に対応したのはほぼこの頃までと言ってよいのではないだろうか、現在は普通のレーベルと言った印象だ。とは言えメアリー・J.ブライジがグラミーを獲得するなど一定の成功を収めている。デヴィッド・ゲフィン絡みで言えば短命に終わったドリームワークス・レコードからの移籍組のルーファス・ウェインライト、ネリー・ファータドが在籍していることは見逃せない。 (『Nevermind/Nirvana』『Mellow Gold/Beck』『The Breakthrough/Mary J. Blige』『Release the Stars/Rufus Wainwright』『Loose/Nelly Furtado』) 参考資料:Wikipedia、All Music Guide他 |
エミー・ロッサムが自分の音楽について形容するアンビエント・ポップ、これは何も彼女が編み出した造語ではない、その証拠ににAmazon.comにはジャンルとして存在する。しかしそこに並んだアーティストたちは(彼女のお気に入りのバンド、シガー・ロスが含まれているとは言え)そのまま、デビュー・アルバムの音には恐らくつながらない。それはもっとポップ寄りでボーカル重視である。つまりはバックの音は静かであり、激しいリズムではなく、ある一定のリズムが刻まれ、時にはパーカッションの音が効果的に使われる。そこに乗るボーカルはきれいではあるが、ややにごりや陰りがある、といったイメージだ。例を挙げるならイモージェン・ヒープや彼女の別プロジェクトであるフル・フル、ダイド、初期サラ・マクラクランらの一部の曲、またはそのイメージとなる(余談ながらガイ・シグスワース絡みが多いことにも注目)。 (参考資料:『レコード・コレクターズ』2004年7月号:ブライアン・イーノ特集) |
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