TVムービー版 『ポセイドン・アドベンチャー/The Poseidon Adventure
2006年10月15日曜洋画劇場放映時のタイトルは「ポセイドン〜史上最悪の大転覆」13.1
ポセイドン・アドベンチャー ホールマーク
2006年6月9日リリース。\3,990(税込)¥3,800(税抜) DVF−119

キャスト
マイク・ロゴ…アダム・ボールドウィン
シュミット司教…ルトガー・ハウアー
リチャード・クラーク…スティーヴ・グッテンバーグ
ジェフリー・アンダーソン…ブライアン・ブラウン
ポール・ギャリコ船長…ピーター・ウェラー
バラード医師…C・トーマス・ハウエル
スザンヌ・ハリソン…アレックス・キングストン
レイチェル・クラーク…アレクサ・ハミルトン
ベル・ローゼン…シルヴィア・シムズ
ジェームズ・マーティン…クライヴ・マントル
シェルビー・クラーク…アンバー・セインスベリー
アイミー・アンダーソン…ティナリー・ヴァン・ウィック
ロナルド・エイカー…アンドリュー・ブレント

DVDチャプター
(01)トライデント作戦(02)S.S.ポセイドン号(03)安全保障省の手紙(04)運命の出航
(05)嵐の予感(06)大晦日(07)作戦決行(08)転覆
(09)探知不可(10)記録してくれ(11)2つの選択(12)第一夜エンドロール
(13)第五艦隊司令部(14)ネットルーム(15)救出作戦(16)それぞれの夢
(17)またひとり(18)力を貸してくれ(19)決断の時(20)尊い犠牲
(21)再会(22)火の海を渡って(23)最後の賭け(24)第二夜エンドロール

こちらはアメリカ・ホールマーク製作TVムービー版『ポセイドンアドベンチャー』。俳優陣はかなり地味で、セットやCGもかなりレベルが低い。それでも上下逆さまな感じはよく出ている。キャラクター設定は旧映画版と原作を混ぜた感じで、シェルビー家ならぬクラーク家が登場。第一夜の終わりで親子が離れ離れになる場面は悪くない。弟のディランには映画のコナーよりかなりイライラさせられる。

このドラマの売りといえばテロリスト潜入で、オープニングからしてテロ組織掃討作戦の場面。テロリストの仕掛けた爆弾によって穴が開き、船が転覆するきっかけとなるが、物語全体としてはあまり気にならない。ただしテロリストの一人は一行に同行する。ケマルもいて、二人で原作のケマルの役割(異物としての存在)を分担したような印象を受けた。

さてメインの二人、ロゴとシュミット司教(今作では司教)ではロゴの方が強く、シュミット司教の存在感が薄い。政府側の人間が強いのも時代の流れか。

今作ではポセイドン号を救出に向かう軍の様子も描かれている。正直に言うと臨場感がそがれるのでどうかと思うが、俯瞰的に観るテレビ映画としてはありなのかもしれない。なるほどSOSメールを打たないと助けに来ないのか・・・


1979年パート2 『ポセイドン・アドベンチャー2/Beyond the Poseidon Adventure
ポセイドン・アドベンチャー2
2006年10月6日リリース。3,980(税込) DL75164
字幕:高瀬鎮夫 吹替翻訳:飯嶋永昭
特典 撮影の舞台裏(約22分)、オリジナル劇場予告編

キャスト
マイク・ターナー船長…マイケル・ケイン(堀勝之祐)
スベボ…テリー・サバラス(森山周一郎)
ウィルバー…カール・マルデン(宮川洋一)
セレステ…サリー・フィールド(井上瑤)
フランク…ピーター・ボイル(池田勝)
ハロルド…ジャック・ウォーデン(藤本譲)
ハンナ…シャーリー・ナイト(花形惠子)
ジーナ…シャーリー・ジョーンズ(さとうあい)
スザンヌ…ヴェロニカ・ハーメル(叶木翔子)
テレサ…アンジェラ・カートライト(水谷優子)
ラリー…マーク・ハーモン(堀内賢雄)

『ポセイドン・アドベンチャー』『タワーリング・インフェルノ』の製作者アーウィン・アレンが監督した『ポセイドン・アドベンチャー』の続編。一応ポール・ギャリコの原作として『海底の怒り』という作品がある。今回確認できなかったが、船に戻るというプロットは同じ、ただし船にあったのは金塊のようだ。この映画はあまり評判がよくない。とは言えさすがにプロデューサーとして活躍したアレンだけあって中々のキャストが揃っている。マイケル・ケインとサリー・フィールドの二人はこの後にオスカーを獲得していることを考えれば人を見る目は確かといえる。ただマイケル・ケインは作品を選ばないことで有名な人で、アカデミー賞授賞式を『ジョーズ'87/復讐篇』の撮影を理由に欠席したすてきな英国紳士である。

物語はサルベージ船の船長マイケル・ケインによる宝探しとポセイドン号に積載されていたプルトニウムを回収しようとするテリー・サバラス一味、二組の思惑が交差し、対立する。冒頭と最終盤の合わせて30分ほどが海上での話となっている。短いながらも収録されているメイキングではそこが一番苦労している点が本末転倒で今見ると笑える。

船に入ってから爆発で元来た道に引き返せなくなってからはご丁寧に『ポセイドン・アドベンチャー』と同じように、何人か死に他のものは助かる。前作と違うのは徐々に人数が増えてゆく点、ただ目が不自由な人がいるのはやややり過ぎな感もする。親子がいるなど小説版『ポセイドン・アドベンチャー』を思い出させる。というわけで船からの脱出は悪くないものの銃撃戦が多すぎる。
『海底の怒り』復刊リクエスト投票

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